診察中は分かったつもりなのに、家に帰ると忘れている。

診察室では「分かりました」とうなずいて聞いていた。その場では理解した気がしていた。でも帰宅すると「何て言われたっけ?」となる。

通院後、この状態になったことはありませんか。

私はあります。何度もあります。

「もう一度聞き返すのも気まずい」「家族に説明しようとしても、うまく言えない」

そんな経験から、通院時にAI文字起こしアプリ「Notta」を使ってみることにしました。この記事では、実際に使ってみて分かったことを正直に書きます。

診察内容を忘れてしまう、私の場合

ちょっと前のことでも、すぐ忘れる

私には発達障害の傾向が少しあります。

診断を受けているわけではありませんが、日常的に「さっき何しようとしてたっけ?」となることが多いです。冷蔵庫を開けて、「何を取りに来たんだっけ」と固まることもあります。

診察室でも、同じことが起こります。

医師が話し始めて3分後には、最初に何を言われたか思い出せない。そんな状態です。

緊張すると、さらに記憶が飛ぶ

診察室では自然と緊張します。

普段から記憶があいまいな上に、緊張が加わると、もう頭が真っ白です。

「ちゃんと聞こう」と思えば思うほど、逆に何も頭に残らない。そんな悪循環でした。

メモを取ろうとしても、追いつかない

最初はメモを取ろうとしました。

でも、字を書くことに集中すると、医師の話が耳に入りません。「聞く」「理解する」「書く」を同時にやるのは、私には無理でした。

書いたメモを見返しても、「これ何のこと?」と分からなくなることもありました。

録音してみたけど、結局聞き返さなかった

「じゃあ録音すればいい」と思って、試してみました。

スマホの音声メモで診察を録音。医師にも許可をもらって、準備万端です。

でも、問題がありました。

音声を聞き返すのが、想像以上にしんどい

診察の録音は、10分〜15分あります。

「薬の説明だけ聞きたい」と思っても、どこにその話があるのか分かりません。再生・停止を繰り返しているうちに、面倒になってきます。

しかも、医師の声が小さくて聞き取りにくい箇所もありました。

「後で聞く」は、ほぼやらない

正直に言うと、録音しただけで安心してしまい、実際には聞き返さないことがほとんどでした。

「いつでも確認できる」という安心感はあるけれど、実際には確認しない。本末転倒です。

そこで、「音声ではなく、文字で残したい」と考えるようになりました。

文字起こしアプリ「Notta」を試してみた

最初は無料の文字起こしも試した

実は最初、iPhoneの音声メモとGoogleドキュメントの音声入力も試しました。

でも、精度がイマイチ。医療用語が正しく変換されず、読み返してもよく分からない状態でした。

「もっと精度の高いものはないか」と探して、たどり着いたのがNottaでした。

Nottaを選んだ3つの理由

1. 日本語の文字起こし精度が高い

医療用語も含めて、かなり正確に文字化されます。完璧ではありませんが、後から読み返すには十分でした。

2. キーワード検索ができる

これが一番助かりました。

「薬」で検索すると、薬の説明をした箇所だけが表示されます。15分の診察内容から必要な部分を5秒で見つけられます。

3. タイムスタンプが自動で入る

「何分何秒でこの話をした」という記録が自動で残ります。

もし音声でも確認したくなったら、該当箇所だけピンポイントで聞けます。

実際に通院で使ってみた流れ

Step1:医師に録音の許可を取る

最初は「録音させてください」と言うのが怖かったです。

でも、こう伝えたらスムーブでした:

「先生、説明を忘れないように録音させていただいてもよろしいでしょうか?記憶があいまいで、後で家族にも伝えたいので」

意外にも、医師は快く了承してくれました。「分からないことがあったら、いつでも聞いてくださいね」とも言ってくれました。

もし断られても、それは病院の方針なので仕方ありません。その場合は諦める覚悟でいました。

Step2:スマホで録音する

診察中、スマホをポケットに入れて録音します。

テーブルの上に置いておくと、より音声が拾いやすいです。

診察中は、録音のことは忘れて、医師の話に集中します。「後で確認できる」という安心感があるだけで、少し楽になりました。

Step3:診察後、Nottaで文字起こし

診察が終わり、駐車場の車内でNottaアプリを開きます。

録音した音声ファイルをアップロード。待つこと約3分。画面に文字がずらっと表示されました。

【文字起こし例】
次回の診察までに、朝食後の血圧を毎日記録してください。
目標は上が130以下です。もし140を超える日が3日続いたら、
連絡をください。薬は今までと同じですが、夜の分を1錠から
2錠に増やします。

診察室では聞き流していた「3日続いたら連絡」という条件が、文字で見ると明確に理解できました。

Step4:家で落ち着いて読み返す

家に帰ってから、ゆっくり読み返します。

重要な部分には、Nottaのハイライト機能で色をつけておきます。次回の診察前に見返すときも、一目で分かります。

Nottaを使ってよかった点

1. 家で落ち着いて内容を確認できた

診察室では緊張していて頭に入らなかった内容も、家で文字を読むと理解できました。

「ああ、こういうことだったのか」と腑に落ちる瞬間が何度もありました。

2. 家族に正確に説明できた

「先生、何て言ってた?」と家族に聞かれても、Nottaの文字起こしを見せるだけで済みます。

自分の記憶だけで説明すると、どうしても抜け漏れが出ます。でも文字があれば、正確に伝えられます。

3. 次回までにやることを整理できた

「次回までに血圧を記録」「薬を夜2錠に増やす」など、指示が明確に残ります。

私のように忘れやすい人間には、この「文字で残る」という安心感が本当に大きいです。

正直微妙だった点

医療用語は、一部誤変換される

例えば、こんな誤変換がありました:

× 「降圧剤」→「高圧剤」
× 「アムロジピン」→「アムロジ品」
× 「血糖値」→「結党値」

ただし、前後の文脈から推測できるレベルです。完璧を求めなければ、十分実用的でした。

コツは、診察直後の記憶が残っているうちにざっと読んで、明らかな誤変換だけ修正することです。

録音前に必ず許可が必要

これは当然ですが、無断録音は絶対にNGです。

許可を取るのが恥ずかしいと感じる人もいるかもしれません。でも、「記憶があいまいで」と正直に伝えれば、ほとんどの医師は理解してくれます。

こんな人には、Nottaは本気でおすすめ

✓ 診察の説明をすぐ忘れてしまう
✓ 発達障害やADHDの傾向があり、記憶があいまい
✓ 緊張すると頭が真っ白になる
✓ 音声より文字で理解したい
✓ 親の通院に付き添っていて、後で内容を確認したい
✓ 複数の薬を飲んでいて、指示を間違えたくない
✓ 診察後、家族から「先生何て言ってた?」と聞かれる

1つでも当てはまるなら、試す価値があります。

向いていない人

✓ 録音自体に抵抗がある
✓ 完全無料で完結させたい
✓ 医療機関が録音NGの場合

無理に使う必要はありません。

実際に試すなら、まず無料プランで

Nottaには無料プランがあります。

【無料プランでできること】

  • 月120分の文字起こし(通院2〜3回分)
  • 基本的な編集・検索機能
  • スマホ・PCで利用可能

まずは次の通院で1回だけ試してみてください。合わなければ、それで終わり。無料なので損はありません。

私も最初は「1回だけ試そう」のつもりでした。でも今では、通院のたびに使っています。

登録は3分で完了:

  1. PCからNotta公式サイトにアクセス
  2. メールアドレスで無料登録
  3. スマホにアプリをダウンロード(iPhone/Android対応)
  4. すぐに使い始められる

※登録はPCから行うのがおすすめです。スマホからでも登録できますが、PCの方が入力しやすく、スムーズに完了します。登録後は、スマホアプリで使えます。

👉 Notta公式サイトで無料登録する

有料プランとの違い(参考)

月に何度も通院する場合は、有料プラン(プレミアム:月1,980円)も検討できます。

  • 月1,800分の文字起こし
  • リアルタイム文字起こし(時間制限なし)
  • データの保存期限なし

ただし、まずは無料で十分です。使ってみて「もっと使いたい」と思ったら、有料プランを考えればOKです。

※有料プランへの切り替えもPCから行うとスムーズです。

まとめ|忘れるのは仕方ない。工夫すれば防げる

診察内容を忘れてしまうのは、能力の問題ではありません。

緊張や発達特性、あるいは単純に「人間だから」という理由で、誰にでも起こり得ることです。

ただ、文字で残すという工夫をするだけで、安心感は大きく変わります。

もし次の通院で「また忘れてしまうかも」と不安を感じているなら、一度だけでも試してみてください。

私にとって、Nottaは「忘れても大丈夫」という安心をくれるツールです。

同じように記憶があいまいで困っている人の、少しでも助けになれば嬉しいです。